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フィン・ユール自邸見学 [欧州旅行2009]

finnjuhl.jpg

家具のオークション見学の次は、フィンユール自邸を見学。

このフィンユール自邸は、隣接するオードルップゴー(ORDRUPGAARD)美術館が譲り受け、2008年4月3日より公開されており、今回とても楽しみにしていた見学スポットの一つです。

邸内に一歩足を踏み入れると、ものすごく広くて豪華...という訳ではないのに、リビングも、寝室も、そしてキッチンさえも、なんとも心地よい空間がそこにありました。一番気に入ったのは、玄関を入ってすぐ、中庭をのぞむ非常に小さなスペースに作られたくつろぎの空間。広さがちょうど4畳半位にも見え、どこか日本的な風情を感じる空間でした。帰国後調べると、このスペースに置かれていたのは、”ヤパンストール”と名づけられた椅子だと判明。フィンユール自身が日本のデザインに影響を受け、設計した椅子とのこと。
この小さな空間に作られた、作りつけのソファに腰かけて中庭に降り注ぐ日差しを眺めながらお茶を飲みたくなる....そんな素敵な空間でした。

見学者が多くなってくると入場制限したり、入館者はシャワーキャップのようなビニールを靴の上から履く必要があったりと、保存にかなり気をつかっているようでした。

写真撮影禁止だったため、内部を写真でご紹介出来ないのが残念ですが、研修目的で行かれた方がBlogに写真をUpされていましたのでご紹介します。

http://maplehomes.blog67.fc2.com/blog-entry-252.html

もちろんオードルップゴー美術館も見学しました。(共通チケットが販売されている)
当初、郊外の人も少ない美術館...というイメージだったので、あまり期待していなかったのですが、とてもいい絵がたくさんあり、予想以上に長い時間を過ごしてしまいました。有名作家の絵も多数あり、中でもデンマークを代表する画家の一人、ヴィルヘルム・ハンマースホイの作品も見ることが出来て感激しました。その他フレンチコレクションとして、モネやドラクロワ、シスレー、ピサロ、マネ、コローと、見応えのある作品も多数。
また、この日はちょうどかの有名なムンクの特別展が開かれていた(下の写真参照)ので、日本ではなかなかお目にかかれない貴重なムンクの作品を見ることができました。

Ordupgaard.jpg
オードルップゴー美術館 エントランス 

オードルップゴー美術館は、車ならコペンハーゲン中心部から30分程度。電車なら、降車駅からかなり歩くかバス利用となり、なかなか行きにくい場所ではあります。(だから地球の歩き方にも出ていないのかもしれませんね。)

しかし、多くの素晴らしい絵画を鑑賞できる上、貴重なフィンユール自邸の見学ができることを考えると、行く価値は高いと感じました。北欧デザインに興味のある方なら、ぜひ訪れておきたい場所です。

オードルップゴー美術館 WebSite http://www.ordrupgaard.dk

フィンユール自邸

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コメント 4

Kimi

部屋の天井にそれぞれ色が付いていたのがすごく気に入りました。
とっても素敵(^^)
by Kimi (2009-11-17 15:40) 

IsPhoto

以前通っていたデンマークの会社も、ウッディな床に白い壁、そしてそれぞれの人の部屋のドアは、真っ赤とか真っ青とかで、いかにも北欧デザインらしい感じがしましたが、それと同じ感じでした。^^

by IsPhoto (2009-11-18 21:12) 

TaekoLovesParis

ご訪問ありがとうございました。
デンマークの「ルイジアナ美術館」に、ぜひ行ってみたいと思っているのですが、ここにも寄れたらいいなと思いました。
by TaekoLovesParis (2009-11-28 09:32) 

IsPhoto

TaekoLovesParis さん
ルイジアナ美術館いいですね。残念ながらまだ行ったこと無いのですが、デンマークでは有名な美術館ですね。
このオードルップゴーもかなり良かったです。
展示室では無いのですが、中庭に面した明るい部屋も素敵でした。

by IsPhoto (2009-12-01 21:43) 

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