書籍の電子化だけではない魅力 [日常]
I'sPhoto 1歳。 母撮影
1歳の私。当然まだ話すことなど出来ない頃なのだが、当時出たばかりの”声の絵本”を与えてソノシートをリピート(無限再生とも言う)でかけておくと、こんな感じでいつまでも真剣に読んで(眺めて?)いたらしい。”これさえ与えておけばおとなしかったからとっても楽だった”と母は言う。
この教育(?)の成果か、大人になっても本は好きだ。そしてまたこの教育のせいか、私の本の読み方は、”読む”というより絵のある本が好きである。
ところでiPadが明日発売のニュースでもちきりだが、それほど新しいモノに詳しくない私でも、興味をそそられるデバイスだ。本好きの私にとって、書籍の電子化に対する期待もあるが、それだけでない魅力を感じている。なぜなら、これは一つのコンピュータというよりも、起動するものを変えるたび、それぞれの専用機のようなふるまいをするデバイスであるからだ。
その昔、アップルのニュートンというデバイスが業務に使えるものかどうかということを仕事で調査した経験があるが、当時、画面の小ささと、バッテリーの問題、インターフェースの問題、価格の問題などで結局我々の行っていたビジネスにおいては採用に至らなかった。その後タッチパネルPCなども出て来ていたが、コストや大きさの問題で、同じく採用されなかったようだ。しかし、当時問題と指摘されたこれらの点がかなり解消したのではないかと感じている。
巷では、書籍、3G、WiFiによる通信、アプリの豊富さなどなど....パーソナルユースに関する話題が多いが、水面下では様々な企業がビジネス用途への使用を模索しているようだ。
まずは入力機器としての用途だろうか。情報を収集する用途、たとえばアンケート収集などで使われるかもしれない。大きさとしてちょうど同じだなと感じたのは、メモボード。病院の看護師さんが持ち歩いて検温データなどを記入しているものがほぼ同じか。入力しておけば、カルテへの転記も必要ない。エンジニアさんの機械のメンテナンス作業においてはチェックリストとしての用途も考えられる。
写真家にとっては、”とりあえず”のポートフォリオ用途としては魅力的かもしれない。あらためて”ブックを...”という流れへと進むことを期待しての前段階ステップとして効果的か。今でもこの用途のために、iPhoneに自分の作品を入れているフォトグラファーもいるようだが、画面の大きさを考えるとiPadのほうがずっといい。
iPhoneの画面を人に見せるのは、顔が近づきすぎてちょっと...となるところも、この大きさなら複数人数で同じ画面を見ることも可能だろう。
書籍の電子化という目的以外に、これらの様々な用途を実現しようと考えた場合、画面の大きさ、インターフェース、価格、どれをとっても”すごすぎ”ず、”ちょうどいい”感じに感じることが、興味を持った一番の理由かもしれない。私にとって、iPadは子供のころ夢中だったらしい”声の絵本”と同様、夢のあるデバイスなのだろうか....
2010-05-27 23:41
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コメント(10)
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iPadってカメレオンみたいに色んなものに変身してすごいですよねー。
ちょっと気になってます(汗)
主人が買いそうだから貸してもらおう♪
そういえばメモボードにしてるのか分かんないけど、
F1でこのくらいの大きさのものを持ったエンジニアさんが
ガレージ内をうろうろしてる姿をよく見かけますよね。
なんかのデータなのかな?
ホンダがいた頃は、もう一回り小さめのものをコックピットにいる
ドライバーに渡して、ジェンスが直接タッチして操作してたのを見た記憶があります。
by Kimi (2010-05-28 13:05)
本日は朝から、Twitterが大変なことになっております。
早速行列したり、実物に触ったというつぶやきが飛び交い、
「1日、使うの遅れるだけ、人生を無駄にするかもね。」
と言い出す人もいたり。。。(笑)
私は漠然と「デカくない?」って思ってたんですが、
メモボードサイズと言われ、「なるほどね」と思いました。
期待、高まりました。
by cjlewis (2010-05-28 17:57)
Kimiさん
うんうん、だんなさん買いそうですね。^^
そうそう、F1のピットで似たようなタッチデバイス使ってますよね。おそらくは専用品なんでしょうが、コストダウン風の吹くF1界でも、もしかして使われるようになったりして...
iPadのF1関係ならやっぱりこれですね。川井ちゃんたちみたいにリアルタイムでタイムとかわかるのはいいですよね。”あぁ、セクター1のどこかで止まってる....”とか。
http://www.youtube.com/watch?v=_XGzZoUWDds&feature=player_embedded
http://itunes.apple.com/jp/app/id338673815?mt=8&ign-mpt=uo%3D6
by IsPhoto (2010-05-29 14:12)
cjlewisさん
いやぁ、ほんとにTLがすごいことになってましたね。
iPhoneのように外でもどこでも...というのとは明らかに違う使用シーンをイメージしているところです。もちろん持ち歩けなくはない大きさだとは思っているのですが、電車の中で...ってのもちょっと違う印象を持っています。
うちはリビングに置いて、必要な情報を簡単にチェック...という使い方をしようかなとも思っています。ワイヤレスで起動が早い!という強みはこういうシーンでも生かせます。地デジの情報ボタンよりいいのでは?と思っています。だから3G無しの、WiFiモデルを買おうと思っています。
実は近所の某量販店に並んでいたのですが、ようやく店内に入ってから、”お渡しまでには3時間くらいかかる”と言われ、仕事のアポがあったので断念しました。WiFiだから手続きたいして無いはずなのに、なぜ?って感じでした。SBはどうしても回線を売りたかったんでしょうね。今日別の量販店で、1台だけ在庫ありますよと言われたのですが、3Gモデルだったので見送り。
とりあえず次回入荷分予約してきました。
by IsPhoto (2010-05-29 14:25)
ipadの見せてくれる可能性がどのくらいなものか…
馴染みやすいサイズと、何にでもその姿を変えられる世界は魅力的ですね。
タッチパネルで出来た幅の広がりが、ipadのサイズによってさらに深みを
増していく、そんな感じかもしれません。
アンチアップル(ミュージックプレーヤーはWalkmanで、スマートフォンもXperiaにしてます^^;)な自分が、ipadに手を出すことになるのか…
後追いでもいいから、ソニーには頑張って欲しい、と勝手に思ってしまう自分です^^;
(でも、もうアップルはさらにその先を見始めているんでしょうね)
by しんりゅう (2010-05-30 21:49)
しんりゅうさん
シンプルでちょうどいい大きさ...と思っているのですが、人に見せると、大きいとか重いなどの意見が多いようです。タッチやピンチのインターフェースがいろんなことに発展しそうな感じがします。
うちもSONY製品濃度が高い(笑)家ですので、SONYにはほんとにがんばってほしいですね。もともと何か新しい使い方の提案の出来る会社だったと思っていたのですが、最近は少し元気がないように感じますね。
Appleは90年代に、こんな未来図を考えていたようですよ。当時から音声通話もタッチパネルも考えていたんですね。
http://www.youtube.com/watch?v=WPS1DMlzz0M
by IsPhoto (2010-05-31 21:27)
iPad、仕事で触りましたが持つとやられますね。
まさに丁度いいサイズで、持った瞬間に欲しくなったデバイスは初めてです。
いや、ほんとにすごいデザインです。
下手に触らない方がいいかも知れません。笑
by けいすけ (2010-06-02 23:42)
けいすけさん
まもなく入手してから一週間ですが、なかなか良いですよ。
これから色んな用途に使えるように進化していくのではないでしょうか。今後非常に期待されます。
by IsPhoto (2010-06-04 12:57)
かわいい写真ですね。額のアイスノンがイイ味だしてます!
ipad日本では大反響みたいですね。ipadは持ち主の使い方やテイストによってどんどん変わっていくから、面白そう。持ち運びも便利だし、使い方も簡単だし、ipadで大きく世界が変わりそうですね~。(ちょっと大げさですかね?)
by dogwood (2010-06-08 00:37)
dogwoodさん
猛スピードで活動する脳から溢れ出る知恵熱をアイスノンで冷やしてたのかもしれませんね。(笑)
iPadは持歩きもパソコンに比べたらえらく楽です。長い文章書くまでにはもう少し慣れが必要ですが…
そんな今も帰りの途中のカフェでこの文章書いてます。
by IsPhoto (2010-06-08 21:28)