SSブログ

東北地方太平洋沖地震

100917-candle-1.jpg


このたびの東北地方太平洋沖地震により被災されている皆様に、心からお見舞い申し上げます。
亡くなられた方々には、心よりご冥福をお祈りいたします。
 
地震発生のその時、都内下町の深川にある事務所にいました。
帰宅は困難と判断して事務所に留まる事を選択し、情報収集につとめました。
携帯電話やメールも不安定な状況下でも、ネットから様々な情報を得られたのは幸いでした。情報を得ておくだけでも、落ち着いて行動できます。
しかしながら、これらネット上にはデマの情報が多かったのも事実。地震から10日が経った今でも、様々なデマ情報がネット上には存在しています。さらに多くの人がTwitterを利用するようになり、140文字以内のその短い文章の向こう側の状況にまで想像が及ばない状態のまま、気軽にリツィートして大量に伝搬して行きます。そしてこれら情報が受け手の人からネットを使っていない人に伝わった時、そこからの伝搬スピードは落ちるものの、次に正しい情報がもたらされる可能性が少ない中で140文字以上の言葉に変換されて伝わって行きながら不安や心配が増長されてしまうことでしょう。幸いにして、テレビなどで様々な情報が報道されているので、一定の歯止めはかかっていたようですが、報道の隙間にあった情報などは、おかしな形で伝わったようです。千葉製油所火災による有害物質拡散のデマ情報などはその最たるものでしょう。これらはみな、悪気があって情報を回しているわけではなく、知り合いに知らせてあげなければという善意の気持ちであるのでしょうが、実害は無かったケースであると言え、結果として間違った情報へと人を導いてしまったケースだったのでしょう。
昔に比べて圧倒的に増えた情報のなかから、正しいもの見極めて選択し、それを理解するかということがこれほどまでに大切なのかと実感しました。そして昔から伝えられてきた、「備えあれば憂いなし」という言葉の意味をあらためてかみしめた今回の出来事でした。

これからも安否不明の方が一人でも多く救出されること、そして被災地で厳しい状況の中で避難されている方々が安心して生活できる環境が一日も早く訪れるように願ってやみません。

シンディローパーさんが、中止せずに東京での公演を行ったというニュースを見ました。昔から好きだった彼女のこの歌、そのメロディーも、その歌詞も、あらためて心にしみます。




nice!(42)  コメント(6)  トラックバック(0) 

nice! 42

コメント 6

cjlewis

私は今、Titterはほとんど見てませんが、
不足している物資がどこどこにはあるみたいな情報も
流れていたと聞き、コワイと思いました。
これなんて、善意のつもりでやっていたんでしょうが、
誰もが安易に不特定多数に情報を流せるということは、
情報伝達手段がこれだけ多種多様になったということは、
それだけパニックを起こしやすいってことですから。
みんなが冷静に行動し、1日も早くさまざまなものが
復旧することを願って止みません。
by cjlewis (2011-03-20 15:59) 

IsPhoto

cjlewisさん
Twitterでのコミュニケーションは、とても便利だし今回の時も
その場所にいる人からの情報等はとても役に立ちました。
しかしおっしゃるとおりパニックを起こしやすい側面を持っていますね。
私にとっては写真展などの情報をリツィートで知ることも多く、
Twitterはとても役立つメディアではあるのですが、人命にかかわること
や、パニックの原因になりうることなど、情報の内容を見極めて
安易にリツィートしないようにしようと思いました。

by IsPhoto (2011-03-21 11:19) 

ぱぱくま

溢れるネット上の情報を冷静に見極める力がこれからは
必要になってきますね。でも有益なネット上の情報を全ての
人たちが享受できていないことも実情としてあり、情報格差の
問題も何とかしないとですね。
写真のキャンドルの灯が被災した方々を照らす光になりますように。
by ぱぱくま (2011-03-26 22:54) 

IsPhoto

ぱぱくま様
ネットが無い頃に比べて、様々な意見、時に極端な意見もあり、
それらのどれが本当で有益かを見極めることは非常に難しく
なっていると実感します。かといって、すべてがウソとも言い切れない
わけで、なかなかに難しい問題と思いました。

by IsPhoto (2011-03-27 23:29) 

mee

お久しぶりです。
シンディーはわたしも学生時代によく聞いておりました。
そうですか、公演を行ってくれたのですね。
ネット情報というものはありがたくもあり、また、悪用するには簡単なものにもなってしまいました。悲しいことです。
パソコンに向かって、座っての情報からの励ましよりも、自分から動いて、触れて、目で見て、接したことの方が伝わると思います。
私もここから、出来る限りのことをします。
by mee (2011-04-06 11:59) 

IsPhoto

meeさん
こちらこそ、お久しぶりです。コメントありがとうございます。
今回は、Twitterでの情報拡散が非常に気になりました。
ソースを確認せず、安易にボタンひとつで拡散していくのは
ある意味恐ろしいことだなと実感しました。
確実なウラが取れない限り、安易なリツィートは慎もうと、
自分に言い聞かせながらTwitterから情報を取っていました。
結果、あんまりつぶやけなくなってしまいました(笑)
気軽につぶやける時が早くやってくるといいですね。

by IsPhoto (2011-04-07 00:27) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。