静かに訪れた光 [オーロラ撮影]
オーロラ観測地へ到着して空を見上げると、昨日と明らかに違うことに気がついた。雲が一つも無く、まさに”星が降る”という表現がぴったりの、そんな空だった。予報では、今日の最低気温は-39℃。これは期待できそうだ。
ドームへ入り、皆さっそく準備に取りかかった。
まだオーロラの出る気配は無く、念入りにセットアップを行った後は、旅行談義や写真談義で盛り上がりつつ、昨日と同様、交代で空の監視を行った。
23時頃、外に出ていたリーダー(我々は「先生」とお呼びしている)が、”そろそろかも知れませんね。”と言いながらドームへ戻ってきた。カメラのセットアップを終えて準備万端の三脚を抱え外へと出ると、頬に冷気が刺さった。
ほどなくして、非常に薄いものの、確かにオーロラはその姿を現し始めた。
ドームへ入り、皆さっそく準備に取りかかった。
まだオーロラの出る気配は無く、念入りにセットアップを行った後は、旅行談義や写真談義で盛り上がりつつ、昨日と同様、交代で空の監視を行った。
23時頃、外に出ていたリーダー(我々は「先生」とお呼びしている)が、”そろそろかも知れませんね。”と言いながらドームへ戻ってきた。カメラのセットアップを終えて準備万端の三脚を抱え外へと出ると、頬に冷気が刺さった。
ほどなくして、非常に薄いものの、確かにオーロラはその姿を現し始めた。
極北の街歩き [オーロラ撮影]
イエローナイフ2日目。ようやく昼前になって起き出し、そそくさと外出の準備にとりかかった。
今日は、午後イエローナイフ市内観光へと皆で出かけることになっていた。
エクスプローラーホテル外観
今日は、午後イエローナイフ市内観光へと皆で出かけることになっていた。
エクスプローラーホテル外観
光は雲の上に... [オーロラ撮影]
イエローナイフへ到着初日。
オーロラ観測は前に経験しているとは言え、はやる気持ちはやはり抑えきれず、半ば興奮気味に機材の準備をしていざ外へ出てみると、空一面の雲だった。ほどなくしてオーロラ観測地へのバスがやってきた。
今日のバスは我々のパーティのみの貸切状態。わずか45分だが、移動中も皆あっという間に眠りをむさぼり始めた。日本を出発してかれこれ23時間も経過しているのだから無理も無い。途中機内で比較的眠れた私は、カメラバックの中に入れておいたラジオを取り出し、地元のFMから流れる音楽を聴きながら、観測地のオーロラワールドへ向かった。周りの皆は静かに寝息を立てていた。
オーロラ観測は前に経験しているとは言え、はやる気持ちはやはり抑えきれず、半ば興奮気味に機材の準備をしていざ外へ出てみると、空一面の雲だった。ほどなくしてオーロラ観測地へのバスがやってきた。
今日のバスは我々のパーティのみの貸切状態。わずか45分だが、移動中も皆あっという間に眠りをむさぼり始めた。日本を出発してかれこれ23時間も経過しているのだから無理も無い。途中機内で比較的眠れた私は、カメラバックの中に入れておいたラジオを取り出し、地元のFMから流れる音楽を聴きながら、観測地のオーロラワールドへ向かった。周りの皆は静かに寝息を立てていた。
過酷な撮影 [オーロラ撮影]
オーロラの撮影は、想像はしていたがやはり過酷だ。
以前フィンランドへ行き、銀塩でオーロラを撮影したが、今回は気温にして更に10℃~15℃低い。それだけでなく、デジタル撮影であることゆえの、また違った過酷さがそこにはあった。
以前フィンランドへ行き、銀塩でオーロラを撮影したが、今回は気温にして更に10℃~15℃低い。それだけでなく、デジタル撮影であることゆえの、また違った過酷さがそこにはあった。
イエローナイフへ [オーロラ撮影]
いよいよイエローナイフへ到着
バンクーバーまでは何度も訪れていたが、ここからカナダ国内への本格的な旅行は初めてであった。小さなボンバルディアCRJ機で2時間半。オーロラ観測でもっとも有名なこのイエローナイフに到着したその瞬間から、ここの寒さの厳しさを痛感することとなってしまった。
バンクーバーまでは何度も訪れていたが、ここからカナダ国内への本格的な旅行は初めてであった。小さなボンバルディアCRJ機で2時間半。オーロラ観測でもっとも有名なこのイエローナイフに到着したその瞬間から、ここの寒さの厳しさを痛感することとなってしまった。
レンズについて [オーロラ撮影]
カメラ、三脚、ウェアと準備を行ったが、大事なものの準備が出来ていない。レンズだ。
オーロラ撮影には、一般的に超広角あるいは、魚眼レンズが必要だ。このくらいの広角でないと、空を覆うようなダイナミックなオーロラをおさめることは出来ない。遠くで生まれたばかりのオーロラを狙う場合であっても、35mm換算の85mm程度までが使える最長の焦点距離となる。
今の所、所有しているレンズで一番広角側は18mm(APS-Cで27mm相当)で、オーロラ撮影には画角が足りない。ここはカメラを買った勢いに任せて、レンズも新調しようと考えた。
オーロラ撮影には、一般的に超広角あるいは、魚眼レンズが必要だ。このくらいの広角でないと、空を覆うようなダイナミックなオーロラをおさめることは出来ない。遠くで生まれたばかりのオーロラを狙う場合であっても、35mm換算の85mm程度までが使える最長の焦点距離となる。
今の所、所有しているレンズで一番広角側は18mm(APS-Cで27mm相当)で、オーロラ撮影には画角が足りない。ここはカメラを買った勢いに任せて、レンズも新調しようと考えた。
道具の吟味 [オーロラ撮影]
オーロラを撮りに行こうと決めてからは、前回のフィンランド旅行の時同様、撮影に関するいろいろな下調べを始めた。まずはやっぱり撮影機材を吟味する必要があると考えた。
銀塩かデジタルか....
現在インターネット上で色々調べても、ほとんどが”マニュアルでシャッターの切れる機種”と書かれている。また、デジタルは極低温環境下での電池の能力低下が問題となり、メカシャッターの機種が良いと書かれているものもある。しかし、前回も書いたが、今回の目的は、デジタルで撮るということ。
もう一つは、細い針を可能な限り表現すること。
背中を押した一言.... [オーロラ撮影]
それは2006年のある日、海辺でBBQを楽しんでいた時、知人の一言から始まった....
「オーロラ見に行かない?」
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オーロラは、2003年11月に、フィンランド北部ラップランドへ見に行ったのだが、その迫力と美しさに魅了された。いつか、また機会があれば....と考えてはいたものの、なかなか実現せず、3年が経っていた。
2003年当時は、仕事的に休みも比較的取りやすい時だった。今でこそポピュラーになったオーロラのツアーも、当時はほとんど無く、エアも宿も、全て自分で手配して彼の地へ向かったほど、意気込みもかなりのものであった。しかし、その後仕事も忙しくなり、長期で休みを取ることをあきらめ始めていただけに、知人の一言が背中を押した。
そうだ、やっぱりもう一度行こう。