写真展 y-Generation

4/24、西武池袋本店 6階アートギャラリーで開催中のy-Generation展を見に行った。
　
　
会場には、池谷さん、渡辺さん、大串さんが在廊されていた。

会場に入ると、今回の写真展のご案内を下さった池谷さんが、御自分の作品について説明してくれた。
前回秋葉原での個展で展示していた大きな作品と同じものを額装して展示されているが、ここのギャラリーは天井がそれほど高くないせいか、その大きさに圧倒される。池谷さん自身、この作品はこの大きさで見るというのが元々の制作意図なのだそうで、”これが飾れる大きな部屋のある家がほしいな”などと分不相応な妄想を抱きながら鑑賞させて頂く。

渡辺さんの作品は、渋谷西武の展示で拝見して以来2回目。特に油彩キャンバスにプリントされた作品が興味深い。同じデータを別の方法でプリントされた作品もあるので、比較してみると特に面白い。見事な技法でほんとうに素晴らしい作品。ご本人に、撮影されたカメラの機種を聞いてみてびっくり！？RICOH GRDとのこと。コンデジで（失礼）こんなにすごい作品が出来るとは...写真は機材でなく感性なのだと強く実感。

大串さんの作品を拝見しながら、ご本人としばし談笑。
とても面白い方というのが正直な印象（失礼）。
”美少年写真家”とご自身を紹介されていたが、なるほど展示されている作品はどれも美少年が...
特にベレーをかぶった兵士の姿の写真は”かっこいい”と率直に思った。さらにこの写真からは、前後の時間をも感じるものだった。
大串さんの”美少年名刺”も大変おもしろかったなぁ（笑）

残念ながら喜多村さんは在廊されていなかったためお話を伺えなかったが、初めて拝見したその作品は、なんとも不思議な雰囲気を漂わせているなといった印象。特に空港の写真が気に入った。近くから見てみたり、遠くから見てみたりを繰り返すと、それぞれ違った印象に見えるのが面白かった。

この写真展の全体コーディネートは大和田良さん。入口左から順に右へと眺めたくなるような写真の並び方が心地よい。途中、大きな写真があったり、並べ方が変わったり、とても興味深い手法で展示されている。左->右、上→下など、自然に視線が流れるように作られているようにも感じる。大串さんもおっしゃっていたが、写真の展示方法のみならず、各展示者の紹介パネルの文章に至るまで、トータルなコーディネートの素晴らしさに驚いたという。

写真展 y-Generationは、5/4まで開かれています。

y-Generation
-現代フォトグラファーの視点-
Coordinated by Ryo Ohwada

池谷友秀　 Tomohide Ikeya
大串祥子　 Shoko Ogushi
喜多村みか Mika Kitamura
渡辺伸次 Shinji Watanabe

大和田良 　 Ryo Ohwada

会期：4/21（水）～5/4（火）　10：00～21：00（日・祝は20：00）
　　 最終日5/4のみ　10：00～16：00
会場：西武池袋本店6F（中央ゾーンB7） アートギャラリー
お問い合わせ : 03-5949-5276
　
　

タグ：写真展 池袋 西武 池谷友秀 大和田良 大串祥子 喜多村みか 渡辺伸次 y-Generation

コメント 2

>写真は機材でなく感性なのだと強く実感。

そうなんですよね～
RICHOのGR BLOGで毎月やっているトラックバック企画に、1月から参加しているのですが（私はGX200ですが）、撮るたび新たな発見があり、このカメラのポテンシャルの高さに驚いています。これをどう引き出すかは、感性ですよね。
私はまだまだ未熟で、十分に引き出せてはいませんので、この1台すら満足に使いこなせないんだから、デジイチはもうちょっと先かな、と思っている今日このごろです。（実はお金がないんですけどね。爆）

by cjlewis (2010-04-27 10:55) 

cjlewisさん
RICOHのカメラは昔から特徴的ですよね。私も一つ欲しいのですが、まだ手に入れることが出来ていません。そろそろGX300とかの噂が出てくるんではないかななどと思ったりもしています。
ほんと、渡辺さんの作品素晴らしかったです。感性に加え、表現技術を真剣に追求されているところがとてもすごいと思いました。お時間あったらぜひ池袋へ！

by IsPhoto (2010-04-27 22:45)