ジャンルー・シーフ写真展 [写真]
東京都写真美術館で開催されている、ジャンルー・シーフ写真展を見に行った。
B1Fの広いスペースに、制作された年代順に並べられて展示されていて、彼の作品が年とともに変化していく様が面白い。これだけの枚数がいっぺんに展示されているのは、なかなか圧巻。
しかしそれよりも、モノクロの焼き方がすごくいい。空の焼き込みが美しい。空と地上の焼きの境目などを見ると、昔はみんなこうやっていたんだなと懐かしくもある。自分の場合は手で覆い隠す程度でしか無かったけど....
こういう手の込んだ緻密なプリントを見ると、Photoshopでたくさんのマスクを切って作業しているのとなんら変わりは無く、単に手法が変わっただけで、目指すものは変わらないのではないかとさえ思う。手法は変わっても、非常に参考になるものであった。
ファッション系のみならず、風景写真もあって、かなり楽しめる写真展でした。
ついでに言うと、そろそろまたパリに行きたくなってしまいました。
プリントの美しいモノクロ写真は、本当に感動しますよね。
私は、たいして経験ありませんが、昔、覆い焼き用の小道具をずいぶん手作りしましたっけ。
しかし、いくらやってもプリントは上手くならず、、、
Photoshopのほうがまだ思いどおりになるカンジで、時代の流れに、ちょっと感謝しています。(笑)
by cjlewis (2010-04-30 11:58)
cjlewisさん
夢の中で見た景色はモノクロが多いと言われるように、記憶の中って意外と彩度の無いものなのかも、だからこそモノクロって心に響くのかもしれませんね。
焼いていたころのテクニックも、Photoshopのマスクも、いずれも技量とスキルを必要とするわけで、またいずれもコストが必要で...
デジタルになって云々...と嘆く人もいるようですが、本質は変わらないですよね(笑)
by IsPhoto (2010-04-30 23:13)
私もパリに行きたーーい♪
モノクロパリいいなあ…。
by Kimi (2010-05-11 22:04)
Kimiさん
ほんと、行きたいですよねぇ~。
最近色んな現像方法試しているので、その一環としてモノクロも実験しています。で、パリの街並みを撮ってみたくなっているところです。
とりあえず昨年のベルギーの写真で試してみようと思っております。
by IsPhoto (2010-05-12 00:30)